ジェイテクトは2月10日、国際環境非営利団体CDPによる、気候変動課題に対してサプライヤーとの協働活動に対し評価を行う、CDP2021サプライヤー・エンゲージメント評価(以下「SER」)において、最高評価であるサプライヤー・エンゲージメント・リーダーに選定されたと発表した。
CDPとは、環境課題に関心が高い世界の機関投資家を代表し、全世界13,000社以上の企業を対象に環境への取り組みを評価し、開示を行う国際的な非営利団体。
SERとは、CDPが企業に対し、気候変動課題に対してどのように効果的にサプライヤーと協働しているかを評価するもので、CDP2021の調査書において気候変動に関する、ガバナンス・目標・スコープ3排出量・バリューチェーンエンゲージメントなどのいくつかの質問において、サプライヤー・エンゲージメントの取組として評価される。サプライヤー・エンゲージメント・リーダーとして選出されたのは、CDP回答企業のうち、SER評価の上位8%が該当し、グローバルで500社超、日本企業は105社であった。
ジェイテクトでは、長期・中期経営計画において、4つのマテリアリティ(重要課題)のうちの1つとして「未来の子どもたちの豊かな地球を守る」を掲げ、地球温暖化防止、循環型社会への貢献、環境負荷物質削減に取り組んでいる。この取り組みにおいて、サプライチェーン各社とともに環境負荷軽減、CO2排出の削減を始めとした気候変動課題に先駆けて取り組んできたことが評価されたという。
ジェイテクトでは「環境チャレンジ2050」達成に向けた環境保全活動推進のために、取り組み方針および具体的な目標を定めた「2025年環境行動計画」を策定し、ジェイテクトグループ全体で共有し活動している。また、2040年までにジェイテクトグループ全体でのカーボンニュートラル実現に向け、新技術開発と生産工程の改善によるCO2排出量削減を更に推進すると共に、水資源のリスクマネジメントをはじめとした環境負荷低減にも積極的に取り組み、社会に貢献する人づくりと新たな価値創造に努めていくとしている。