韓国のハンコックタイヤ (Hankook Tire /以下、ハンコック)は8月2日、三菱自動車工業の「エクスパンダー」の新車装着タイヤ(OET:Original Equipment Tire)として、「Ventus Prime 3 (ベンタスプライム3)」を供給すると発表した。
エクスパンダーは、フロントの進化した〝ダイナミックシールド〟やリヤ周りの特徴的なデザインに、SUVの走行性能、広い室内空間を融合したクロスオーバーMPV。2017年のデビュー以来、東南アジアに於ける販売が増加し続けるなど、現在では同社を代表する一台となっている。
同モデルにハンコックが供給するベンタスプライム3は、欧州の権威ある自動車雑誌である〝Auto Bild〟や〝ADAC Motorwelt〟から最高評価を得たほか、2016年のレッドドットデザイン賞のプロダクトデザイン部門を受賞するなど、欧州地域で人気を博しているプレミアムコンフォートタイヤ。優れた路面安定性と最大限の高速性能により、リラックスしたドライブ体験を実現していると云う。
なお、ハンコックでは、2011年以降、ハンコックはトヨタの「カムリ」、「カローラ」およびトヨタ初の完全電動SUVである「bZ4X」などにOETを供給してきたほか、昨年にはOETの供給を日野自動車に拡大。
さらに、日産自動車に対しても、2013年から「フロンティア」、「アルティマ」、「パスファインダー」、「インフィニティQX60」、「エクストレイル」、2024年型の「フロンティア」といった主要モデルにOETを供給するなど、日本の自動車メーカーとの協力関係を強化することで、OETサプライヤーとしての地位を拡大している。