韓国タイヤメーカーのハンコックが、電気自動車のモータースポーツ大会「ABB FIAフォーミュラEワールドチャンピオンシップ」に、2022~2023シリーズからレーシング用タイヤを独占供給するパートナーとして選定された。
これを受けてハンコックは、ドライ/ウェット兼用のフォーミュラE専用タイヤを開発する。
2014年に初開催されたフォーミュラEは、国際自動車連盟(FIA)が主催する電気自動車レース大会で、ポルシェ、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツ、DS、ジャガーなど10社の自動車メーカーが参加。騒音が少ないレースのため、専用競技場ではなく都心の公道に造成されたイベントサーキットで競技が行われる。
ハンコックは、電気自動車が実用化前から、電気自動車専用のタイヤ開発、新車用タイヤ供給の拡大などに取り組んできたことから、競技用タイヤとして期待される高い技術力に加え、バイオ由来素材や持続可能なゴムを使用した、環境に良く、持続可能性の高いモデルを開発。フォーミュラEのサポートを通じて、世界最高水準のパフォーマンスを発揮していくとしている。