韓国のハンコックタイヤ(Hankook Tire /以下、ハンコック)は2月28日、日野自動車の中型トラック「Lシリーズ」の新車用タイヤ(OET:Original Equipment Tire)として、中長距離用タイヤ「AH37」と長距離用タイヤ「DL11」を供給すると発表した。
日野のLシリーズは、2020年の北米市場での発売以来、アメリカやカナダなどの現地で高い販売台数を記録。
ハンコックが、それら日野のトラックに供給するTBR(トラック·バス用)タイヤの「AH37」と「DL11」は、共に「米国環境保護庁(EPA:Environmental Protection Agency)」が高効率エネルギーおよび親環境製品に付与する「スマートウェイ(Smart Way)」認証を獲得。経済性を重視する現地商用車の顧客が求める優れた耐久性と燃費、マイレージなどを兼ね備えた製品であると云う。
特に日野「L6」と「L7」モデルに装着される「AH37」は、車両の燃費効率と直結した雲抵抗を下げ、燃費も向上させるように設計されていることに加え、「3Dサイフ」(タイヤ表面の細かい溝)技術が採用されており、優れた牽引力とタイヤ寿命を提供すると云う。
ハンコックは、今後も現地商用車の顧客を狙った研究開発(R&D)強化と同時に、「スマートフレックス(SmartFlex)」、「スマートライン(SmartLine)」など、先端TBR技術力が適用された製品の発売を通じて、北米商用車タイヤ市場攻略に拍車を掛けていきたいとしている。