韓国企業であるシンクウェア(THINKWARE)の日本法人シンクウェア・ジャパンは、「第46回 東京モーターサイクルショー」(3月22日〜3月24日・東京ビッグサイト)にブース出展し、同社が開発した2輪車用ドライブレコーダ「モーターサイクルカム」を展示した。
シンクウェアは、元々4輪用ドライブレコーダの製造販売で高い実績を持ち、本国の韓国はもちろん、アメリカやカナダなどの北米市場にも広い販売網を持つ企業だ。
その同社が、日本市場における2輪車用ドライブレコーダ需要の拡大を見込み今回初披露したのがモーターサイクルカムだ。
2輪車の前部(写真上)と後部(写真下)それぞれにカメラを搭載。
このカメラには、航空用ドローンなどにも採用されるEIS(Electronic Image Stabilization)を搭載することで、ライディング中の起こる車体の揺れを6軸センサーがキャッチし、ブレがない映像を提供することが可能。
また、防水・防塵が施されているため、カメラやメインユニットがむき出しになる2輪車での使用でも、故障などの心配が少ないのも特長だ。
カメラの映像は、メインユニットに装着したマイクロSDへ記録できる他、
専用アプリを使ってスマートフォンに送信することも可能。
また、全ての操作はハンドルなどに装着したコントローラで手軽に行うことができる。
現在、同社では国内における販売網や取り付け店の開拓を行っており、2019年度中には発売を開始したい意向。
4輪車だけでなく、2輪車においても、アオリ運転や事故による被害の対策としてドライブレコーダが注目されつつあるだけに、今後の動向が気になるところだ。