宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、1月17日に、内之浦宇宙空間観測所から打ち上げ予定のイプシロンロケット4号機に、GSユアサグループのジーエス・ユアサ テクノロジー(GYT)製のリチウムイオン電池が、搭載されている。
GYT製の「ロケット共通リチウムイオン電池」は、イプシロンロケット4号機の1~3段目に搭載され、ロケットの制御系機器などに電力を供給。
また、飛翔中のロケットの姿勢制御系機器に必要な電力供給の働きをするGYT製の駆動用熱電池も採用されている。
「ロケット共通リチウムイオン電池」は、JAXAからの開発要求を受けて、IHIエアロスペースとの契約によりGYTが開発したもので、イプシロンロケット初号機から継続して採用されている。
GYTは、海・陸・空(水深6,500mの深海から、上空36,000kmの宇宙空間まで)の特殊環境フィールドでの特殊用途の電池や電源を開発・製造販売。今後も高性能リチウムイオン電池の開発・製造を通じて、宇宙開発事業へ貢献していくとしている。