GSユアサの車載用リチウムイオン電池「EHW4S」が、トヨタ自動車のハイブリッドシステム(THSⅡ)に初採用され、6月17日発売の新型ハリアーのハイブリッドモデルに搭載された。
「EHW4S」のセル・モジュールは、GSユアサグループのブルーエナジーが製造。優れた低抵抗化技術の採用により、入出力特性を従来製品と同等とした上で、ハイブリッドシステムに求められるエネルギー量を最適化し、10%以上の軽量化と20%以上の小型化を実現したと云う。
ブルーエナジーは、GSユアサ完全子会社のGSユアサ・パワーサプライと本田技研工業(ホンダ)によって2009年に設立された合弁会社(出資比率 GSユアサ・パワーサプライ 51%:ホンダ 49%)で、ハイブリッド車用の高性能リチウムイオン電池を開発・製造・販売。これまでにハイブリッド車120万台分以上の電池を供給している。
[EHW4Sセルの仕様] (GSユアサ申告値)
– モデル名:EHW4S
– 容量(Ah/※1):3.7
– 電圧(V):3.6
– 寸法(mm/※2):W120.0×D12.5×H65.0
– 質量(kg):0.19
– 使用温度範囲(放電):-40℃ ~ 55℃/(充電):-30℃ ~ 55℃
– 保存温度範囲:-40℃ ~ 65℃
– 最大使用電流(A/※3):300
※1 充電電圧4.1V時の容量を示す。
※2 ケース寸法。
※3 定められた温度と時間の範囲による。
■ブルーエナジー:https://www.blue-energy.co.jp/jp/