ジーエス・ユアサ コーポレーション(以下、GSユアサ)は11月1日、主力工場である京都事業所で使用する電力(年間約100GWh)の全てを、非化石証書(※1)を活用した実質再生可能エネルギー由来100%の電力(以下、再エネ電力)に切り替える契約を、関西電力と締結したと発表した。
今回の電力の切り替えにより、国内事業所における再エネ電力の使用率は30%(2020年度実績ベース)となり、CO2排出量50,000t相当(※2)の削減が見込まれると云う。
GSユアサは、温暖化に伴う気候変動が社会にとって重要な課題であると認識し、事業活動に伴う温室効果ガス削減を推進。5月には、GSユアサの環境長期目標として2030年度に事業活動により排出する温室効果ガスを30%以上削減(2018年度比)する目標を公表した。
現在、GSユアサグループでは、国内外27事業所に於いて、この目標を達成するため、①省エネルギー対策の推進、②再生可能エネルギーの自家消費、③再エネ電力の調達を強化。今回の関西電力との契約は、③再エネ電力の調達の取り組みの一部であり、①および②の不足を補うものとなる。
GSユアサは、今後さらに、設備更新による省エネルギー対策の実施や、自社の蓄電システム・エネルギーマネジメントシステムの導入などを推進し、国際情勢や日本国政府の方針を踏まえ、グループ全体に於けるカーボンニュートラルの達成に向けた取り組みを、加速していくとしている。
※1:非化石電源(天然ガスや石炭、石油などの化石燃料を使わずに電気を作る発電方法)により発電された電気の非化石価値を切り離して証書にしたもの。
※2:GSユアサが基準とする2016年度のCO2排出係数より算出。
[京都事業所の概要]
– 住所:京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地
– 土地面積:約200,000㎡
– 事業内容:自動車用・産業用各種鉛蓄電池、電源システム、受変電設備、特殊蓄電池の製造。
■GSユアサ:https://www.gs-yuasa.com/jp/