GSユアサグループのジーエス・ユアサ テクノロジー(GYT/京都府福知山市)とGS Yuasa Lithium Power(GYLP/米国ジョージア州)は、米国ボーイング社(The Boeing Company/米国イリノイ州)から、イノベーションのカテゴリで2018年最優秀サプライヤー賞を受賞した。
GYT製の宇宙用リチウムイオン電池は、2000年代初頭に軌道上での宇宙実証が行われて以降、これまで国内・海外の多くの宇宙機に搭載されてきた(※1)。
それらの実績や開発力、さらにGYLPが行ってきたボーイング社への技術サポートや対応力が、ボーイング社の人工衛星の性能向上や次世代製品の開発に大きく貢献していると評価され、今回の受賞となったと云う。
今後、ボーイング社と締結した長期契約(※2)に基づき、GYT製の宇宙用リチウムイオン電池がボーイング社の静止軌道衛星から低・中軌道衛星に至るまで、さまざまな人工衛星に搭載される。
GYTは、海・陸・空(水深6,500mの深海から、上空36,000kmの宇宙空間まで)の特殊用途の電池や電源を開発・製造販売している。
[GYTおよびGYLPの概要]
※1:国際宇宙ステーションをはじめ、各種人工衛星など180機以上(2018年9月時点)。
※2:米国での販売を担当するGYLPがボーイング社と2016年に締結。