GSユアサは、2021年以降に見込まれるハイブリッド車の需要拡大に対応するため、ハイブリッド車用リチウムイオン電池の生産能力の拡大を決定した。
現在、地球環境負荷低減の取り組みの1つとして自動車の電動化が進められているが、当面は環境性能と価格のバランスに優れたハイブリッド車が日系自動車メーカー各社を中心に欧州、北米、中国で増加すると予測されている。
GSユアサは2009年、ハイブリッド車用の高性能リチウムイオン電池の開発・製造・販売を行うホンダとの合弁会社、ブルーエナジーを設立。これまでにハイブリッド車100万台分以上の電池を供給してきた。
今回、ブルーエナジーの工場の生産ライン強化に加え、工場敷地内にブルーエナジー第2工場の建設を決定、2023年度までに生産能力を現在の倍以上に引き上げる。
なお、新工場は、2022年度の稼働開始を目指している。
[ブルーエナジーおよび新工場の概要]
– 社名:株式会社ブルーエナジー
– 設立年月:2009年4月1日
– 所在地:
・本社:京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地
・工場:京都府福知山市長田野町1丁目37番 (GSユアサ長田野事業所内)
– 資本金:75億円
– 出資者および出資比率:
・株式会社 GSユアサ:51%
・本田技研工業株式会社:49%
– 事業内容:
高性能リチウムイオン電池の製造・販売、および研究開発
– 新工場の概要:
・土地面積:約8,600㎡
・工場延床面積:約30,000㎡
– 生産能力(年間):
・足元:約20,000千セル/年
・2023年度:約50,000千セル/年(予定)