日本グッドイヤーは、6月12日、米タイヤメーカーで同社の親会社ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー(以下、グッドイヤー)が、米国ミシガン大学が主催する官民研究機関のMcity(エムシティ)の研究に5月31日に参画したことを発表。
この参画により、技術革新ネットワークを世界的規模に拡大し、自動運転車両やコネクテッドカー関連技術の研究・開発を促進することを公表した。
Mcityは、実際の市街地や郊外の道路環境を再現した走行実験施設で、コネクテッドカーや自動運転車両の実証試験をすることが可能。
参画企業は、自動車メーカー、自動車部品サプライヤー、チップやハードウェアメーカー、保険会社をはじめ、先進モデリング、ビッグデータ収集、高度道路交通システムなどの技術開発に従事する合計約60社。
今回の参画で、グッドイヤーは本研究に参画している唯一のタイヤメーカーとなる。
同社では、今後、Mcityの試験施設において電気自動車および自動運転車両のテスト走行を実施する予定。
目的は、インテリジェントタイヤとそのセンサー技術をさらに発展させることだ。
こういった実験・研究により、同社は「タイヤと路面」、「タイヤと車両」、「タイヤと車両乗務者」の連携を管理し、グッドイヤー製タイヤの役割を拡大させることが目標だ。