「アシュランス ウェザーレディ」の詳細については、実際に開発を担当したデイビッド・ザンジグ 氏が解説。
それによると、主な特徴やテクノロジーは以下の通り。
■ 低温時にも高いトラクション性能を発揮する「大豆オイルテクノロジー」
従来の石油を原料としたオイルに代わり、大豆を原料としたオイルをタイヤのトレッドゴムに適用する技術。大豆オイル、ゴム、シリカによる新配合オールシーズンシリカコンパウンドの採用により、低温から高温のあらゆる路面状況で高いトラクション性能を発揮する。
また、石油系ではなく植物系のオイルを使用することで環境にも配慮している。
■ 高いウェット性能を支える「エボルビングトラクショングルーブ」
アウト側リブに配置されたバイアスグルーブ溝(下図)が排水性を高め、高いウェット性能を発揮する。
また、タイヤの摩耗が進んだ後も溝になり、排水性を維持する(下図)。
■ 優れたドライ機能を実現する「3D トレッドロックテクノロジー」
ショルダー部のサイプに配置された「3Dブレード」(下)によりブロックの動きを抑制し、優れたドライ性能に貢献。
降雪時には、エッジ効果により高いトラクション性能を発揮する。また、ショルダー部の剛性を高め、偏摩耗の抑制にも寄与する。