EV向け試作品の搭載・動作検証など、メーカーの研究開発需要見込む
京都大学発のEV(電気自動車)ベンチャーであるGLM株式会社(本社:京都市左京区、代表取締役社長:小間裕康)は、オリックスの子会社で産業機器レンタルのオリックス・レンテック(品川区北品川5)と組んで、車の心臓部にあたる「プラットフォーム」のレンタル提供を開始する。(坂上 賢治)
この「プラットフォーム」とは、車台(フレーム・シャシー・ステアリング等)とパワートレイン(モーター・バッテリー・車両制御ユニット等)で構成されるEVの中核部分を指すもの。この基本車台を1~5年間、 EV向けの部品や製品、システムを開発する企業の試作品の搭載・動作検証用などEV車両に関わる開発各社に有償で貸し出す。
レンタル料金は60カ月のレンタルプランで月額14万3千円
貸し出し車両の規模は、年間6社6台程度の利用を想定している。車両開発を行ったGLM並びに貸し出し業務を担うオリックス・レンテックの両社共に、EVのプラットフォーム部分をレンタルするのは初の試みであり、世界でも稀なサービスになると云う。