独・ボッシュこと、ロバート・ボッシュGmbH(以下、ボッシュ)は、8月16日、都市内を移動する配送用トラックについて、同社が開発した電動化ソリューション「eシティ・トラック・パワートレイン(eCity Truck powertrain)」を採用した商用車が、2019年から実用化されることを明らかにした。
オンラインショッピングの普及により、宅配便等の都市を走る荷物配送用トラックやバンの数が急増し、交通渋滞や騒音、排ガス等の問題に繋がっているという事象は、今や日本だけでなく世界中の大都市で顕在化している事実だ。
また、フランスのパリ市が2040年からディーゼル車の乗り入れを禁止、2030年にはガソリン車の乗り入れ禁止も検討する等の規制は、今後他の大都市にも波及することが予想され、都市の物流を担う配送トラックについても対岸の火事とはいえない状況である。
そして、そういった課題への解決策のひとつとして、同社が提供することを予定しているのがeシティ・トラック・パワートレインだ。
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