古河電気工業は6月25日、自動車用耐熱電線の新製品として「ビーメックスプラス-A25 AESSXHM」を発表した。
自動車産業の100年に1度の大変革期の中、自動車のEV化、自動運転化が進んでいる。その中で部品の軽量化・省スペース化、省資源化の要求が日々高まっている。
この課題の解決策の一つとして、自動車ハーネスにおける、電線を保護するチューブの削減が考えられる。自動車ハーネスに使用される電線は自動車1台当たりに数千本と言われており、自動車の電子化に伴い、その電線数量は増加している。
今回発表された「ビーメックスプラス-A25 AESSXHM」は、125℃定格相当の自動車用耐熱電線であり、JASO規格を満足し、さらにJASO規格値の8倍以上の耐摩耗性能により自動車用ハーネスのチューブレス化に貢献する。
古河電気工業は、チューブレス化により、ハーネスの軽量化・省スペース化・省資源化のみならず、チューブ取付工程の削減が期待できるとしている。