日本製鉄は、昨今の大幅な鉄鋼需要の減少に対応するため、高炉出銑比引き下げや、休風時間延長、高炉バンキング等による最大限の減産対応を行ってきたが、足元の更なる急激な需要減少を踏まえ、以下の対応を実施する。
東日本製鉄所君津地区第2高炉について、5月中旬以降、実行準備でき次第、バンキング(*)を実施。コークス炉については、高炉の出銑量の低下にあわせ、これまで実施してきた稼働率の大幅な引き下げ等に加え、東日本製鉄所の君津地区のコークス炉の一部について、更なる生産調整休止を実施する。
日本製鉄は、今後も、国内外の鉄鋼需要動向の変化に対応し、迅速に適切な生産対応を図っていくとしている。
*)バンキング:送風を停止することで、高炉を再稼動が可能な状態で休止する方法。
[バンキング等による高炉休止状況]
・瀬戸内製鉄所 呉地区 第2高炉:2020年2月15日~
・東日本製鉄所 鹿島地区 第1高炉:2020年4月15日~
・関西製鉄所 和歌山地区 第1高炉:2020年4月下旬以降、実行準備でき次第、実施予定