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2023年11月6日【企業・経営】

福井ムラタ、セラミックコンデンサ研究開発センターの設立へ

NEXT MOBILITY編集部

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村田製作所・ロゴ

村田製作所は11月6日、主力事業であるセラミックコンデンサの開発・製造の技術力向上を目的として、生産子会社である福井村田製作所 が、越前たけふ駅前に新たな研究開発拠点「セラミックコンデンサ研究開発センター」を設立すると発表した。着工は11月。開業は2026年4月を予定していると云う。

 

新拠点では、研究開発に特化した最先端の環境を整備し、よりハイレベルな研究開発業務および技術者の育成を図るほか、他の事業所や協力会社とも連携することで、商品開発から量産に至るまで、生産プロセス全体におけるモノづくり力の強化を目指す。

 

[新R&D拠点について]

コンセプト

 

1.開発力の向上
研究開発用フロアを設け、新しい生産プロセスや商品を創造できる環境を整えると共に、地理的に近い野洲の原料・技術開発部門とも連携を行うことで、新商品の開発や新たな生産プロセス開発のスピードアップを実現。異なる価値観・考え方の人々が集まりやすく、コミュニケーションが取れる場を提供することで、イノベーションの創出を目指す。

 

2.技術者の育成
新入社員や若手社員、関連会社の技術者がモノづくりの基礎を学び、メカニズムを深く追求できる環境を整えることで、セラミックコンデンサのモノづくり力向上を目指す。

 

3.地域との共生
建屋外周の緑化をはじめ、周囲と調和した空間作りを進めていく。また施設見学やインターンシップでの活用、災害時や帰宅困難者発生時の受入対応も検討しており、地域に根ざした拠点を目指す。

 

4.環境への配慮
敷地内には、地域住民に開放された緑地の整備を計画。また、断熱性能の高い外壁やサッシの採用、設備や人の活動に連動する空調制御、照明制御、太陽光発電設備など、様々な省エネ・再エネ技術により“ZEB Oriented(※)”の達成を目指す。

 

※ZEB Oriented:延床面積10,000㎡以上の大規模な事務所・学校・工場などについて、国で定められた基準値に対し、40%の省エネを達成すること。

 

概要

– 名称:セラミックコンデンサ研究開発センター
– 建設予定地:福井県越前市大屋町
– 敷地面積:55,075㎡
– 延床面積:42,071㎡
– 規模:鉄骨造、地上5階
– 工事期間:着工2023年11月、竣工2026年1月(予定)
– 投資総額:約350億円(土地・建物費用)
– 従業員数:約800名(将来予定)

 

 

[福井ムラタ概要]
– 会社名:株式会社福井村田製作所
– 所在地:福井県越前市岡本町13号1番地
– 創業:1951年2月
– 資本金:3億円
– 代表者:代表取締役社長 野村 愼治
– 従業員数:5,512人(2023年11月1日時点)
– 事業内容:

セラミックスをベースとした電子部品(積層セラミックコンデンサ、ノイズ対策製品など)の開発・製造。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。