京セラは8月30日、同社の創業者・名誉会長で、KDDI最高顧問、日本航空名誉顧問、稲盛財団の創立者の稲盛和夫氏が、8月24日に逝去したと発表した。享年90歳。
稲盛氏は、京都市内の自宅にて老衰のため亡くなり、その通夜および葬儀が近親者を中心に執り行われた。なお、供花、供物、香典、弔電、弔問等は、遺族の意向により固く辞退するとのこと。また、後日「お別れの会」が行われる予定だが、現時点では詳細は未定であると云う。
– 故人氏名:稲盛 和夫(いなもり かずお)
– 生年月日:1932年1月30日(享年90歳)
– 出身地:鹿児島県鹿児島市
– 死亡日時:2022年8月24日(水)午前8時25分
– 死因:老衰
[稲盛和夫氏の略歴]
1932年、鹿児島市に生まれる。1955年鹿児島大学工学部を卒業後、京都の碍子メーカーである松風工業に就職。
1959年4月、知人からの出資を得て、資本金300万円で「京都セラミック(現、京セラ)」を設立。代表取締役社長、代表取締役会長を経て、1997年から取締役名誉会長(2005年からは名誉会長)を務めた。
また1984年、電気通信事業の自由化に即応して、第二電電企画を設立し、代表取締役会長に就任。2000年10月、DDI(第二電電)、KDD、IDOの合併により、ディーディーアイ(2001年にKDDI株式会社へ社名変更)を設立し、取締役名誉会長に就任。2001年6月より最高顧問となった。
2010年2月には、政府の要請を受け日本航空(JAL、現日本航空株式会社)会長に就任。代表取締役会長を経て、2012年2月より取締役名誉会長(2013年からは名誉会長)、2015年4月に名誉顧問となった。
一方、ボランティアで、全104塾(国内56塾、海外48塾)、約15,000人の経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成に心血を注いだ(1983年から2019年末まで)。
また、1984年には私財を投じ稲盛財団を設立し、理事長(現在は「創立者」)に就任。同時に国際賞「京都賞」を創設し、毎年11月に人類社会の進歩発展に功績のあった方々を顕彰している。
[稲盛氏の逝去に関する一般からの問い合わせ先]
京セラ総務部(電話:075-604-3502(直))
■稲盛和夫 OFFICIAL SITE:https://www.kyocera.co.jp/inamori/profile/
■(稲盛和夫 OFFICIAL SITE)まんが稲盛和夫:https://www.kyocera.co.jp/kyocera-land/comic/pdf/comic.pdf