eXs CARGO1
カスタムジャパンは12月18日、電動二輪車(電動バイク)の普及に向けた実証実験を開始すると発表した。
実証実験では、デリバリー事業者や卸売市場に電動バイクを貸し出し、性能面や利用状況などを調査していく。
電動バイクは電気自動車(EV)と比べて車体が小さく、バッテリーの搭載量に制約があった。また通勤用などのスクーターは高額品が敬遠されがちだが、バッテリーの高性能低価格化は未だ難しいのが現状。そのため航続距離を長くすることが難しく、充電の手間と合わせて普及のハードルになっている。加えて業務用車両では航続距離や充電時間、回数などが電動バイクを利用する上で重要な課題となっている。
そこで航続距離100kmのスペックを持つeXs CARGOを実験車両として提供し、様々な課題やデータを集めることで電動車両の開発にフィードバックしていくことが今回の実証実験の目的だとしている。
■eXs CARGO1(エクスカーゴ ワン)
ボッシュ製モーターを搭載。また巨大なリヤボックスを装備しており、デリバリーの業務に通用する高い容量を確保する。保温、保冷が出来るオプションのバッグも用意。コロナ禍により需要が増えたデリバリー業界での使用を想定している。
【SPEC】■モーター定格出力:0.6kW ■航続距離:100km ■最高時速:45km/h(デリバリー向け速度制限リミッター)■装備:大型収納ボックス、前後ディスクブレーキ、LEDヘッドランプ&テールランプ、LEDウインカー、デジタルメーター、USBコネクター ■タイヤサイズF/R=120/70R12
■eXs CARGO2(エクスカーゴ ツー)
モーターとバッテリーを搭載した電動バイク。剛性があり、しっかりとした作りの前後キャリアを標準装備している点を最大の特徴とする。新聞配達をはじめ幅広い配達業務などで活用することを想定した装備などを備えている。
【SPEC】■モーター定格出力:1.0kW ■航続距離:100km ■最高時速:80km/h■装備:前後大型キャリア、前後ディスクブレーキ、LEDヘッドランプ&テールランプ、LEDウインカー、デジタルメーター、USBコネクター ■タイヤサイズF/R=120/70R12
eXs CARGO2