ENEOSは4月7日、カーボンニュートラル実現に貢献する潤滑油・グリース(以下「潤滑油等」)の開発に成功したと発表した。
同社は2040年のグループ長期ビジョンにおいて脱炭素・循環型社会への貢献を掲げて取り組みを進めており、潤滑油等についても、製品ライフサイクル上におけるCO2排出量を抑えた商品開発を進めている。
今回、同社は、サトウキビや大豆を原料とする植物由来のベースオイルを使用した潤滑油等(自動車用・工業用潤滑油およびグリースの計3種)の開発に成功した。今回使用する植物由来のベースオイルは炭素と水素のみで構成され、このベースオイルを100%用いた潤滑油等の開発は、国内初の成功事例となるという。今後、原材料の調達や製造について検討を進め、2022年度中の商品化を目指すとしている。