aideaは9月16日、ドミノ・ピザ ジャパン(以下「ドミノ・ピザ」)と、電動3輪バイク「AAカーゴ α4」の売買契約を締結したと発表した。
同社は、2021年9月15日に新規オープンしたドミノ・ピザ日高猿田店に、6台の電動3輪バイクを納入している。
1985年に日本初の宅配ピザ店を東京・恵比寿にオープンしたドミノ・ピザでは、都内の道路が狭く渋滞が多いことを考慮し、創業当初より宅配車両に3輪スクーターを使用していた。今回、新店舗のオープンに併せ、電動3輪バイク「AAカーゴ」のテスト導入を決定。導入にあたっては、以下の3つの効果が期待されている。
1.環境負荷の軽減
太陽光・風力・水力など自然現象から得られる再生可能エネルギーが活用でき、走行時にCO2を排出しないEVは、深刻な問題である地球温暖化を抑制。2015年国連サミットで採択された、SDGs(持続可能な開発目標)を達成するための一つの鍵と言える。
2.近隣住民への配慮
EVには、ガソリンエンジン車のような始動音やアイドリング中のエンジン音がない。早朝や夜間の住宅街でも、気兼ねなく走行可能。排気ガスを出さず匂いも少ないので、食品を扱う場所や、倉庫などの屋内施設でも使用できる。
3.ランニングコストの削減
EVとガソリンエンジン車を走行コストで比較すると、電気代はガソリン代の半分以下。また、EVはエンジンオイル交換など定期的なメンテナンスの必要性が少ないため、距離を走れば走るほどコストメリットが高まる。さらに、車両を構成する部品が圧倒的に少ないため、トラブルのリスクも減る。
また、他の宅配車両と比べた「AAカーゴ」ならではのメリットとして、3輪構造による安定性、スクリーンやルーフによる快適性、スタイリッシュなデザイン性も挙げられる。ドミノ・ピザでは、日高猿田店におけるテスト導入の結果を検証の上、順次電動バイクの導入店舗を増やし全国展開を検討中だとしている。
■導入車両
AAカーゴ α4「ドミノ・ピザ」仕様