ドコモ・システムズは7月1日、法人向けに提供するクラウド型安全運転支援サービス〝docoですcar Safety〟に新たな通信型ドライブレコーダーを追加・販売を開始した。(坂上 賢治)
追加製品は危険運転の抑止と事故削減に役立つ映像解析AIを搭載した通信型ドライブレコーダーの「docoですcar」で、カメラ映像やセンサー情報から「ながら運転」「あおり運転」などの潜在的な危険運転を自動検知し、モニター表示と音声ガイダンスでドライバーに注意喚起(警告)を行う。
また危険なあおり運転の被害に遭った際には、本体の映像送信ボタンを押下することでクラウドに映像をアップロード。管理者に危険を通知することも可能。また免許証による個人認証も可能なため、運転データとドライバーの把握も容易に行える。
新製品の追加についてドコモ・システムズでは「これまでdocoですcar Safetyによる危険運転時の映像や、運転診断レポートなどをご提供し、お客さまの安全運転技術の向上を支援してまいりました。
近年、運転中のスマートフォン利用によるながら運転の増加や、あおり運転での事件/事故が社会問題化しており、これらの危険運転を取り締まる為、改正道路交通法にて罰則が強化されました。弊社のお客さまからも危険運転の抑止に対するご要望を多く頂いておりました。当社では既存の端末ラインナップに加え、お客さまの安全運転技術の向上、事故ゼロへの取組みにお役立て頂けるご提案をして参ります」と話している。
新機種の搭載機能は以下の通り
前方カメラの映像解析によって、前方車両への接近や車線逸脱を検知。さらに、車内カメラ(オプション)の映像解析によって、ドライバーの居眠りやわき見運転/ながら運転も検知。モニターに「衝突注意」「居眠り注意」などのメッセージを表示すると共に音声ガイダンスでも注意を促す。
(1)あおり運転警告
前方車両に急接近し、あおり運転や前方車両に衝突の恐れのある場合に警告。
(2)車線逸脱警告
車線からはみ出した状態が一定時間以上続いた場合に警告。
(3)居眠り運転警告
ドライバーが目をつぶっている状態が一定時間以上続いた場合に警告。
(4)わき見運転/ながら運転警告
ドライバーの顔が傾いている状態が一定時間以上続いた場合に警告。