また、同製品は、独自の技術により製造工程の簡略化と製品性能の向上の両立にも成功している。
より具体的には、磁場成形金型設計と性能解析手法による同社独自の射出成形技術を用い、着磁率・配向率が向上。製品の信頼性を高めることに成功。
そのうえで、従来の6工程から自社内完結の2工程にすることで生産性の向上も実現している。
これらにより、今回開発したIPMモータは、ボンド磁石を使用するモータとしては世界最高レベルの高出力と低トルク変動を実現したという。
同製品は、まず自動車部品用アクチュエータ向けに2019年1月より同社の東刈谷事業場(愛知県刈谷市)で生産を開始する。
また、今後は、さらなる開発を進め耐熱性の向上などを図り、電動パワーステアリングや電動オイルポンプをはじめとする多くの自動車部品での活用を目指す。