デンソーウェーブは、このたび、データ統合コントローラー「IoT Data Server」の新機種「IoT Data Server Edge-AT」を3月19日 から発売すると、2021年1月13日発表した。
これまでIoT製品は製造分野で多く使われていたが、製造分野だけでなく他分野の方々にも身近に感じて欲しいという思いから、多くのシーンで採用されるように、接続性の向上や工場・倉庫・オフィスなどでの設置しやすさを考慮した製品に仕上げた。
従来のIoT Data Serverラインアップの中で最も高性能・多機能のIoT Data Server Premium-D (以下Premium-D) と同等レベルのスペックや機能を有しつつ、スタンダードモデルIoT Data Server Basic-D (以下Basic-D) と同価格帯での提供を実現した。価格はオープン価格。
■新機種「IoT Data Server Edge-AT」従来からの進化点
①:高機能・低価格の両立
従来の製品ラインアップの中で最高スペックのPremium-Dと同等レベル製品を、スタンダードモデルのBasic-Dと同価格帯で提供。製品ラインアップを見直し、シンプルにすることで価格を抑えた。
②:筐体の小型化・軽量化
筐体の冷却機能や基本ソフトを細部まで調整・検証を行った結果、従来機のPremium-Dと比べ、サイズ1/4以下、質量約1/3のコンパクトな筐体を実現した。小型化・軽量化により、制御盤の中などのスペースが限られる場所へも設置が可能。
③:インターフェースの集約
従来機のPremium-Dでは上面・下面に配置されたコネクター類を1面に集約したことで、物理的な配線やメンテナンスを行いやすいデザインになった。また、コネクター類は現場からヒアリングした要望を反映させ、特に使用頻度が高いインターフェースを厳選している。
■製品特長紹介
①上位システムと設備機器との柔軟な連携機能
クラウドやアプリケーション標準規格に対応し、IoTアプリケーションを自由に選択可能。ネイティブ通信による接続だけでなくデバイス標準規格にも対応し、あらゆるFA機器と接続できる。
②ダッシュボード機能を標準搭載
収集したデータをプログラムレスで簡単に可視化するダッシュボード機能を標準搭載。ダッシュボード画面の編集・閲覧は標準のWebブラウザーで行える。
③3つの方法による総合セキュリティ
ホワイトリストや暗号化通信で、OT側の機器を外部攻撃から防ぐ。IoT Data Serverと接続された機器の状態が監視可能。
■製品概要
製品名:IoT Data Server Edge-AT(アイオーティー・データ・サーバー・エッジ・エーティー)
価格:オープン価格
発売日:2021年3月19日(金)