デンソーは1月17日、愛三工業へフューエルポンプモジュールの開発・生産・販売の一連の事業を譲渡することを発表した。
フューエルポンプモジュールとは、燃料タンクからエンジンへ燃料供給するために必要な部品を機能として一体化した製品。
同日開催の取締役会において決議し、事業譲渡契約を締結した。なお、今回の事業譲渡に伴い、愛三工業は、KYOSAN DENSO MANUFACTURING KENTUCKY, LLC(以下「KDMK」)の全持分を取得することとなる。
デンソーと愛三工業は、2019年5月20日の基本合意以降、両社のパワートレイン領域における重複分野の競争力強化に向けた「デンソーから愛三工業へパワートレイン事業の一部譲渡」、および将来の成長領域における相互の連携強化を目的とした「デンソーによる愛三工業に対する出資比率の引き上げ」について検討を進めてきた。
両社で議論を重ねてきた結果、フューエルポンプモジュール事業をデンソーから愛三工業へ譲渡すること、それに伴い、KDMKの全持分を愛三工業が取得することを決定した。
なお、デンソーによる愛三工業への出資比率の引き上げについては、見送ることとなった。
■事業譲渡の概要
対象事業:フューエルポンプモジュール
契約締結日:2022年1月17日
譲渡実行日:2022年8月1日(予定)