デンソーは、夜間の歩行者や自転車などの認識性能を向上させた、普及型の新型画像センサーを開発したことを、1月29日に発表した。
今回開発した画像センサーは、昨年7月に発表したミリ波レーダーと合わせ、2018年1月に発売されたトヨタ「新型アルファード」と「新型ヴェルファイア」に搭載されている。
新型の画像センサーでは、新たなレンズの開発、撮像素子の高感度化により、夜間の認識性能を向上。この画像センサーとミリ波レーダーの組み合わせにより、昼間だけでなく夜間の歩行者の認識を可能にした。
これにより、街灯のある夜間の住宅地においても、歩行者を認識し、緊急時の自動ブレーキの実現に貢献するとしている。
また、パターン認識の高精度化により画像認識性能を向上させ、自転車の認識、三角形・四角形・八角形など日欧米の道路標識の認識に対応した。
さらに、白線認識アルゴリズムの改良および道路端認識アルゴリズムの追加により、車線維持支援・車線逸脱抑制機能の適用範囲を拡大した。
今回開発した新型画像センサーは、従来品に比べ体積を約4割小型化し、搭載性を向上させている。