デンソーは7月6日、自動運転等の研究開発を行う新たな拠点として今年オープンした羽田イノベーションシティに「Global R&D Tokyo, Haneda」を開設した。(坂上 賢治)
デンソーは2018年4月、品川駅近辺に「Global R&D Tokyo」を開設。自動運転を中心とした研究開発を進めてきた。今回開設した「Global R&D Tokyo, Haneda」は自動運転の企画・開発を行うオフィスに加え、試作品の車両への搭載等を行う車両整備棟と実車評価用のテスト路を備えている。
そもそも羽田エリアは、国家戦略特区として自動運転などの公道実証を行うことができる環境整備が進められているエリアだ。また周辺には大田区のモノづくり企業が多数集結している。こうした環境を前提に、今後は特区制度の活用や大田区周辺のものづくり企業との連携も推進していく構え。
デンソーでは「これにより東京エリアで研究開発から実車実証までを一貫して進められる体制を構築。今後の開発を加速させ、〝Global R&D Tokyo〟および〝Global R&D Tokyo, Haneda〟での自動運転等の研究開発を通じて、人々の生活をより豊かにする先進的なモビリティ社会の実現に貢献していきます」と話している。
Global R&D Tokyo, Hanedaの概要は以下の通り
– 設立年日 :2020年7月6日
– 所在地 :東京都大田区羽田空港一丁目1番4号
– 従業員数 :約130名
– 機能 :自動運転分野の研究開発、実証