米OEMへのライダー供給に続き、世界のOEMトップ10とも接点
米セプトン・テクノロジー(カリフォルニア州)のCEO兼共同設立者のジュン・ペイ博士は9月2日オンラインで事業戦略記者説明会を開き、日本の小糸製作所と協業しADAS(
先進運転支援システム)・自動運転向けライダー(Lidar)を拡販する方針を明らかにした。(佃モビリティ総研・松下 次男)
ペイ博士によると、同社は米デトロイトに拠点を置く世界的な自動車OEMからADAS用ライダーの量産案件を受注したほか、日本の自動車メーカーを含む世界トップ10のOEMと製品評価の接点を持つ。
米大手OEMへはセプトンから小糸へ部品を供給し、小糸が最終的に日本でシステムに組み立て、納入する。受注は高級車を含む3つのプラットフォーム向けで、モデル数はさらに膨らむという。
製品は新たに開発中のライダーで、2023年頃供給の見通し。
同社はシリコンバレー発のスタートアップ。2016年に設立し、世界最小、低コストのライダー製品展開で急成長した。
また、特別買収目的会社のグロース・キャピタルと合併契約を結び、2021年第4四半期に新生「Cepton」へ移行する予定。これに合わせ、小糸は私募増資を引き受け、同社へ2度目の投資をする。