大日本塗料は、6月30日に小牧事業所に「コーティング技術センター」を、7月3日に那須事業所に「防食技術センター」を開所する。
大日本塗料では、今後の社会の動向として、燃焼ガス排出量の削減を目的に自動車産業を中心とする素材の軽量化といった産業構造の転換や、国内インフラの老朽化によるメンテナンスの需要高などを想定。今回、小牧と那須の事業所に技術センターを開所し、これら社会的課題に対して塗料に求められる機能や製品・技術・情報・サービスに関するトータルソリューションを、顧客と共に開発するなど、ニーズに沿った新たな技術・製品開発を推進する。
[技術センターの概要・特長]
■コーティング技術センター
<施設概要>
– 名称:コーティング技術センター
– 所在地:大日本塗料(株)小牧事業所内
(愛知県小牧市大字三ツ渕字西ノ門 878)
– 開所:2020年6月30日(火)
– 規模:3階建延床面積1,750㎡
– HP:https://www.dnt.co.jp/technology/coating/
<特長>
水性塗料や粉体塗料等の環境対応塗料のほか、インクジェットプリンターやインモールドコーティングなど、工業製品の塗装ラインと同じ環境下を想定した塗装テストや、様々な塗装を組み合わせた複合塗装が可能。共同開発や塗装デモ、技術・デザインプレゼンを通じて製品開発力の強化に貢献する。
・液体、粉体、インクジェット、インモールドなど、様々な塗装機械を備えているため、様々な塗装が試せる。
・粉体塗料+インクジェット+液体塗料など、様々な塗料の組み合わせた複合塗装が一箇所で試せる。
・液体塗料・粉体塗料の塗装では最大3m×1.5m。大型インクジェットで最大3m×1.25m までと、大きなものの塗装が可能。様々な塗装機械と塗料・インクの組合せで塗料・塗装条件の設定などで、顧客の課題解決に寄与する。
■防食技術センター
<施設概要>
– 名称:防食技術センター
– 所在地:大日本塗料(株)那須事業所内
(栃木県大田原市下石上 1382-12)
– 開所:2020年7月3日(金)
– 規模:2階建延床面積1,000㎡
– HP:https://www.dnt.co.jp/technology/anticorrosion/
<特長>
塗料メーカー初の「防食技術のための技術センター」。顧客と共に活用できる場所として、大型構造物を想定した構造体に対して、実際の現場に近い作業環境で低温・高温・多湿などの気象条件を設定し、施工性・性能の検証ができる施設。
・幅5m×高さ4mの塗装ブースで大型の構造体を塗装可能。
・温度や湿度をコントロールできる大型環境試験機を設置。春夏秋冬、北海道から沖縄までといった様々な環境を想定した塗装条件を設定できる。
・海洋構造物に必要な防食塗装の促進劣化を行う促進防錆試験室を設置。塗膜耐久性のデータ測定精度を大幅に向上する。
[問い合わせ先]
大日本塗料株式会社 管理本部総務部総務課
電話:06-6266-3102/FAX:06-6266-3151