ダイハツ工業は、グローバルな競争力を維持・向上するための生産体制強化を目的に、操業開始から45年が経過した京都工場(京都府乙訓郡大山崎町)のリフレッシュ工事を行う。
京都工場は、ダイハツグループ内の生産拠点として、主に小型車を生産。これまで「シャレード」「パイザー」「テリオス」など、ダイハツの主力小型車に加え、「プロボックス」「サクシード」や「シエンタ」「ポルテ」など、トヨタ自動車の小型車や商用車の受託生産などを行ってきた。
今回のリフレッシュ工事では、DNGA(Daihatsu New Global Architecture)をベースに、開発を進めている次世代新型車生産も視野に、ダイハツの生産におけるキーワード「SSC(シンプル・スリム・コンパクト)」を、より一層進化。
CO2削減などの環境負荷にも配慮し、さらに次世代の自動車生産環境を念頭に、従業員の働きやすさ向上や、負荷変動への柔軟な対応に取り組むと共に、地域住民との交流を図れる工場を目指すとしている。
なお、工事は、2018年9月に着工し、段階的に新工場での操業を開始する。
[新京都工場概要(予定)]
所在地:京都府乙訓郡大山崎町字下植野小字北細池1番
用地面積:約15万4千㎡(変更無し)
延べ床面積:約4万2千㎡(新築部分のみ)
設備投資 :約350億円
操業開始 :段階的に操業を開始し、2022年頃に完工予定
リフレッシュ工程:塗装、組立 など