ダイフクは、製造業・流通業向け物流システムの販売・据付・アフターサービスを行うベトナムの現地法人「Daifuku Intralogistics Vietnam」を設立し、10月1日から営業開始する。
ダイフクグループでは、ベトナムで2016年から、ダイフクおよびタイの現地法人が、現地のメーカーや日系企業に自動倉庫を中心とする物流システム設備を販売してきた。
近年ベトナムは、若い世代の豊富な労働力を背景に、有力な製造拠点として、また昨今の米中貿易摩擦の影響による生産拠点の移転先として、日系のみならず各国の企業が進出。これら外資による積極的な投資によって賃金が上昇傾向にあり、自動化への機運が高まっていると云う。
ダイフクでは、2021年3月期を最終年度とする中期経営計画「Value Innovation 2020」において、グローバル戦略の一環として、エリア密着型の事業展開を加速すべく、ローカル経営の自律性を促進。
新会社設立により、ベトナムでの事業をより積極的に進め、製造業向け保管システムのみならず流通業向け搬送、仕分け・ピッキングシステムなど、幅広い分野での事業展開を図っていくとしている。
[新会社概要]
– 社名:Daifuku Intralogistics Vietnam Co., Ltd.
– 所在地:ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市
– 代表者:槙 裕司(まき ゆうじ) General Director
– 資本金:450,000USD(約5,000万円) ダイフク100%出資
– 事業内容:物流システムの販売、工事、アフターサービスなど
– 従業員数:10人(予定)