ダイセルは、インド共和国における自動車エアバッグ用インフレータの需要拡大に伴い、同国内に新たに生産拠点を設置することを決定した。インド南部のタミル・ナドゥ州ワンハブチェンナイ工業団地に建設し、2023年12月の稼働開始を目指す。
ダイセルは、インド自動車市場の成長や安全規制強化に呼応し、2018年10月、ハリヤナ州グルグラムに販売拠点(Daicel Safety Systems India)を設立し、マーケティングおよび現地調査を実施。これまでは、タイなどの生産拠点からインド市場へ製品を供給してきたが、インド自動車市場の成長可能性や、自動車メーカーやエアバッグモジュールメーカーからの同国内サプライチェーン強化のニーズを背景に、今回、生産拠点を設置することとした。
ダイセルは、今後、インドでの自動車エアバッグ用インフレータの安定生産・供給を通じて、同国市場における存在価値をより強化すると共に、経済発展にも寄与していきたいとしている。
[インド・インフレータ事業法人概要]
– 名称:Daicel Safety Systems India Pvt. Ltd. (略称:DSSI・2018年設立)
– 会社所在地:インド・ハリヤナ州グルグラム
(Unit412, 4th Floor, MGF Metropolis Mall, MG Road, Gurugram, Haryana, India)
– 代表者:社長 髙瀬 佳史
<新生産拠点概要>
– 生産拠点所在地:インド・タミル・ナドゥ州カンチプラム県
(Kunnapattu Village, Kunnapattu Panchayat, Paiyanur (Via), Manamathy PO, Thiruporur Taluk, Kancheepuram District, Tamil Nadu 603105, India)
– 商業運転開始:2023年12月予定
– 生産品目:自動車エアバッグ用インフレータ
■(ダイセル)インフレ―タ:https://www.daicel.com/safety/inflator/