ダイセルは、同社開発のウエハーレベルレンズを活用した光学製品の設計開発・販売を行う拠点として、台湾にDaicel Micro Optics(DMO)を9月13日に設立した。
同社は、独自開発したウエハーレベルレンズが持つ耐熱性や小型、薄型、微細形状等の特徴をベースに、光学製品(レンズ)の事業化を進めており、今後市場成長が見込まれるIoT / センシングの領域での事業拡大を目指す。
台湾は、半導体産業に関連したエレクトロニクスデバイスのモノづくりや開発拠点として広く認知され、特に近年、各種センシングデバイスやシステム開発に関する世界のエレクトロニクスメーカーのニーズが集中。
ダイセルは、既存・潜在顧客により近い位置に設計開発・販売を行うDMOを台湾に設立することで、先端ニーズの獲得や顧客に密着した開発を行い、光学製品事業の拡大と加速を図るとしている。
[新会社の概要]
– 社名:Daicel Micro Optics Co. Ltd. (略称:DMO)
– 所在地:中華民国新竹市 (14F.-7 No.295 Sec.2, Kuangfu Rd., East Dist., Hsinchu City 30017, Taiwan)
– 設立日:2018年9月13日
– 事業内容:光学製品の製造、販売
– 代表者:董事長 川崎 本博
– 現地責任者:経理人 Lu Chien Feng
– 資本金:10百万NTD (約36 . 5百万円)
– 出資者:株式会社ダイセル(100%)