ナビタイムジャパンは11月10日、法人向け地図・ルート検索API『NAVITIME API』が、Claris International Inc.が運営する「Claris Connect(クラリスコネクト)」と連携すると発表した。
Claris Connectは、ローコードで各種クラウドサービスや業務アプリケーションとのAPI連携を可能とするサービス。連携により、『NAVITIME API』の地図やルート検索機能など、13種類の機能を、ユーザーアプリケーションのほかClaris Connect上で提供されている様々なアプリケーションやクラウドサービスと連携して利用可能になる。
昨今、様々な業界においてDX推進によるビジネスの変革が求められており、API連携などにより外部の技術を活用する動きも盛んになってきている。一方で、DX化が必要な非IT系の現場でのIT人材不足によってDXが進まないケースもあり、DX推進におけるローコード開発の重要性が高まっている。
今回の連携により、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)ベースの画面上での直感的な操作で、Claris Connectにて提供されている様々なシステムと、『NAVITIME API』の豊富な機能との連携が可能となり、技術者でなくても、ローコードで現場の担当者が必要なシステム・ワークフローを構築できるようになる。
ナビタイムジャパンは、移動に関する機能を活かし、特に物流や宅配、訪問診療や介護、観光などに関わる中小規模の企業等で利用してもらうことで、手作業で行っていた業務をシステム化・最適化し、新たな時間の創出につなげるサポートをするとしている。
■提供する機能一覧
・車の通勤費・ルート検索
・車の巡回ルート検索
・もっとも早く着ける車両検索
・徒歩+公共交通のルートプランニング
・自転車のルートプランニング
・ルート形状取得(車の通勤費・ルート)
・ルート形状取得(車の巡回ルート)
・ルート形状取得(もっとも早く着ける車両)
・ルート形状取得(徒歩+公共交通)
・ルート形状取得(自転車)
・住所の緯度経度変換
・駅/空港名検索
・地図スクリプトURLの取得