三菱電機が自動車機器事業の主要生産拠点である姫路製作所(兵庫県姫路市)に建設していた新実験棟(土山第15実験棟)が、8月5日に竣工した。
今後三菱電機は、新実験棟の順次稼働を開始し、HEV(※)やEVなどの電動車両の普及が急加速する中で、需要拡大が見込まれる電動車両用モーターおよびインバーターの開発・評価体制を強化する。
また、同社が保有するパワーエレクトロニクスや車載制御、モーター巻線などの独自技術を強みとする製品を開発・生産し、自動車機器事業のさらなる拡大を目指していくとしている。
※Hybrid Electric Vehicle:ハイブリッド車
[新実験棟の概要]
– 名称:土山第15実験棟
– 所在地:兵庫県姫路市千代田町840番地(姫路製作所内)
– 面積・構造:延べ床面積約8,200 m2、鉄骨造7階建
– 主な建物用途:電動車両用モーターおよびインバーターの開発・評価
– 竣工時期:2019年8月5日
– 投資金額:約22億円
– 環境・省エネ対策:空冷ヒートポンプチラー、LED照明(天井直付型43W×約1,300台)、電力設備監視システム、空調冷熱総合管理システム、スーパー高効率トランス(6.6kV/200V/100V)、全熱交換器(換気システム)など