帝人フロンティアのグループ会社で、タイでポリエステル繊維の製造販売を手がけるテイジン(タイランド)社(TJT)は、ポリエステル繊維の工場内に環境配慮型のガスコジェネレーションシステムを導入し、タイにおいて約5,000人の年間CO2排出量に相当する約20,000トンを削減する。
同システムの導入は、6月から工事を開始、2020年7月に運用を開始する予定。
TJTが今回導入するガスコジェネレーションシステムは、関西電力のタイ現地法人の関西エナジーソリューションズタイランド社が提供。天然ガスを使用し、発電廃熱を再利用することでCO2排出量の削減や省エネルギー化が可能となる。
また、システム導入にあたっては、関西電力が二国間クレジット制度を活用し、TJT敷地内に低CO2排出型小規模自家発電機と吸収式冷凍機を設置する。
帝人フロンティアグループは、「帝人グループ地球環境憲章」および「帝人グループ地球環境行動目標」に則って、CO2や化学物質の排出量削減などを推進。これらを、持続可能な発展を目指す上で国際的に重要な課題であるとし、今後も地球環境保全に貢献していくとしている。