中央発條は1月9日、インドに自動車用シャシばね等の製造・販売子会社を新設すると発表した。
同社では〝グローバルサウス戦略〟として、自動車用精密ばねを生産する合弁会社である「SSS Chuhatsu Precision Sprig」と、自動車用コントロールケーブルを生産する合弁会社である「Suprajit Chuhatsu Control Systems」の設立に向けた協議を、それぞれ昨年の9月と11月に開始。同国でのビジネス拡大に向けた取り組みを積極的に進めている。
その一環として今回、自動車用シャシばね等の製造・販売および現地での材料調達を目的とした子会社を、インドに設立することを1月9日開催の取締役会で決議。これら一連の取組みにより、同社の主力製品である「シャシばね」や「精密ばね」、「コントロールケーブル」をインドで展開していく。
また、新会社は、グローバル調達のインド拠点としても活動。同国での販売拡大と材料調達を通じて、更なる収益力向上を図っていくと云う。
<設立予定の会社概要(予定)>
– 商号:Chuhatsu India Private Limited
– 所在地:バンガロール
– 事業内容:インド国内での自動車用シャシばねの製造・販売、材料調達
– 出資比率:中央発條株式会社 100%
– 設立年月:2025年3月
※会社設立時は最低資本金で開始するが、工場設立・設備投資の状況に応じ、増資を検討する。
なお、今回の新会社の設立が同社の2025年3月期業績見通しに与える影響は軽微であるとのこと。また、今後公表すべき事項が発生した場合には、速やかに開示するとしている。