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2020年1月28日【テクノロジー】

CECとアイシンAW、スマートグラスで時短作業実証

NEXT MOBILITY編集部

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デジタルインダストリー事業などを行うシーイーシー(CEC)は、アイシン・エィ・ダブリュ(アイシンAW)と共同で、アイシンAWの工場において、スマートグラスを活用し、製造現場でのデジタル活用と多様な人材活用に向けた実証実験を行う。

 

 

実証実験では、アイシンAWで働く聴覚障がい者のコミュニケーション支援ツールとして、CECのスマートグラスアプリケーション「EdaGlass(エダグラス)」と音声認識技術を活用。

 

山本光学のスマートグラス「Versatile(バーサタイル)」を装着した作業者との双方向コミュニケーションや、現場教育研修におけるスマートグラスの有用性を検証し、工場教育の時間短縮、職場コミュニケーションの活性化など、ものづくり現場の働き方改革を目指す。

 

なお、実証実験において、スマートグラス装着前後を比較した作業計測・記録データをもとに分析を行ったところ、聴覚障がい者の研修時間を56時間から33時間に削減できることが確認できたと云う。

 

 

 

 

CECは、スマートファクトリービジネスで培った人・モノ・設備のIoTデータ収集・利活用技術を活かした工場の生産性向上に取り組んでおり、国内外の多様なウェアラブル端末に対応した音声認識、翻訳、対話、作業指示を組み合わせたアプリケーションを開発・提供している。

 

エダグラスのコミュニケーション機能では、聴覚障がい者とのやりとり、外国人との異言語によるコミュニケーションなど、音声の文字化と自動翻訳を支援。また、遠隔指示機能では、スマートグラス端末へのリアルタイムな映像・イラスト・テキストなどの共有ができる。

 

山本光学は、ハンズフリーで情報伝達ができるスマートグラス・バーサタイルが、保護めがねが必要な工場、倉庫など、さまざまなシーンで活用されることを目指している。

 

アイシンAWとCEC、山本光学の3社は、今後も、アイシンAWの目指す「誰もがイキイキと活躍できる生産現場づくり」の実現に向け取り組んでいくとしている。

 

 

[実証実験の概要と各社の役割]

 

 

 

実証実験では、工場内の機械稼動中の異常・作業不備など発生時に、復旧手段を伝えるライン外教育の実施に活用)。作業指示者の声がマイクからスマートフォンを通してクラウド上の音声認識エンジンで文字データ化され、保護めがね内に表示される(①~④)。

 

 

 

 

<実施期間>

 

第1期2017年5月~2019年7月(スマートフォン端末での実証実験)
第2期2019年8月~(スマートグラス端末での実証実験)

 

<実施場所>

 

アイシンAW製造本部第二工場

 

 

[問い合わせ先]

 

株式会社シーイーシー
担当:デジタルインダストリービジネスグループ マーケティング部 松井(マツイ)

E-mail:marketing@cec-ltd.co.jp

 

 

■(CEC)EdaGlass(エダグラス):https://vrr.cec-ltd.co.jp/product/edaglass/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。