同社ブースでは、他にも、画像認識AIを活用し、自動車部品などに使われるカーボンなどの特殊素材を検査できる新システムの試作品も展示した。
試作品名「5MGXMT ES」と名付けられた当システムは、カメラユニットと
エンジンユニットで構成。
500万画素グローバルシャッターセンサを搭載し、GPUにはNIVIDIA製を採用する。
同社が開発した画像認識AIにより、自動車業界で最近注目されているカーボン素材である熱硬化CFRPなど、特殊素材の複雑な表面を検査することが可能。
より具体的には、素材や生産工程、製品毎などで条件が異なる表面不良について、顧客ごとに必要な表面不良の要件を学習し、それに基づいて不良検出を行い、不良箇所にはモニター画面上にマーキング(画像下の赤枠部分)を出すというものだ。
検査対象は、カーボン以外でも、アルミや鉄といった金属など、幅広い素材で応用が可能。同社では、当展示会を含めた各方面の意見や反響を調査し、製品化へつなげたい意向だ。