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2020年12月4日【IoT】

BS、輸送車両のタイヤ内圧遠隔モニタツールを本格提供へ

NEXT MOBILITY編集部

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ブリヂストンタイヤソリューションジャパンは12月4日、12月7日より、日本国内のトラック・バス事業者様向けにタイヤの内圧を遠隔モニタリングするツール 「Tirematics(タイヤマティクス)」を活用したデジタルソリューションサービスの提供を開始することを発表した。

 

 

ブリヂストングループは、「2050年にサステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供する会社であり続けること」をビジョンとして掲げている。その実現に向けて、「断トツ商品」「断トツサービス」「断トツサービスネットワーク」とデジタル技術を組み合わせたブリヂストングループ独自のプラットフォーム「Bridgestone T&DPaaS (Bridgestone Tire and Diversified Products as a Solution)」をベースに、「断トツソリューション」の提供を目指す。

 

 

また、その実行にあたっては「コア事業」であるタイヤ・ゴム事業の更なる強化と、「成長事業」であるソリューション事業の拡大を通じたブリヂストン独自のビジネスモデルを構築していくという。「タイヤセントリックソリューション」事業※では、摩耗や内圧・温度管理などのタイヤのモニタリングと適切なメンテナンス、更にはリトレッドやタイヤデータを活用して「タイヤをライフタイム全体で最大限に活用いただく」ことを目標とし、ソリューションを通じてタイヤ中心の価値を創造する。
※ 中長期事業戦略において、ブリヂストンのビジネスモデルを3つに分けた中の1つで、タイヤ・ゴム/データを活用し、高付加価値を提供する事業を指し、タイヤデータを活用したタイヤ中心の価値を創造する。

 

 

「Tirematics」は、クラウドを通じてトラック・バス事業者様の運行管理者等とタイヤの内圧情報を共有するモニタリングツールで、あらかじめホイールにセットされた専用の内圧警報装置(Tire Pressure Monitoring System)が、内圧情報を定期的に計測し、異常があれば運行管理者等へアラートメールを送信する。これにより、タイヤ起因のトラブルの未然防止を図り、車両稼働の最大化につなげると共に、トラック・バス事業者様のタイヤメンテナンスに関する整備の軽労働化や経済性向上にも貢献することで、顧客価値を提供する。また、安全で効率的なモビリティインフラを支えるとともに、タイヤを適正に使用することで、資源生産性や資源循環の向上、CO2排出量の削減などの社会価値の創造にもつながるという。「Tirematics」はブリヂストンが過年度より欧州やアジア大洋州地域などのトラック・バス事業者に展開しているデジタルを活用したツールで、「タイヤセントリックソリューション」を実現し、社会価値と顧客価値を両立するもの。

 

 

また、タイヤ情報を管理するデジタルプラットフォーム「Toolbox」と連動して運用することで、顧客のタイヤデータを一元管理し、タイヤライフサイクル全体におけるタイヤ情報の管理・分析も可能となり、実用的かつ費用対効果の高い運送ソリューションとして、トラック・バス事業者様への提供する価値を向上させる。

 

 

「Tirematics」を展開する、ブリヂストンタイヤソリューションジャパンでは、「コア事業」である卸販売事業で「断トツのブランド力・商品・サービスネットワーク」を活かした収益性・効率性の向上を実現しつつ、「成長事業」であるソリューション事業では、当社独自のプラットフォーム「Bridgestone T&DPaaS」の展開を加速、新たな価値共創パートナーと共に最終顧客に直接つながるサステナブルな ソリューション事業の創造を目指す。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。