ブリヂストンは、グループ会社である「ブリヂストンタイヤジャパン(BTJ)」の社名を、10月1日付で「ブリヂストンタイヤソリューションジャパン(BTSJ)」に変更する。
タイヤを中心とした卸販売機能を担うBTJは、成長事業であるソリューション事業の展開を加速すべく、BTSJへ社名を変更し、コア事業である卸販売事業と成長事業であるソリューション事業の2つのビジネスユニットに再編する。
これにより、基盤となる卸販売事業で断トツのブランド力・商品・サービスネットワークを活かした収益性・効率性の向上を実現。
さらに、新設するソリューション事業では、ブリヂストン独自のビジネスプラットフォーム「Bridgestone Tire and Diversified Products as a Solution(Bridgestone T&DPaaS)」の展開を加速し、新たな価値共創パートナーと共に最終顧客に直接つながるサステナブルなソリューション事業を創造する。
なおBTSJでは、来年1月の本格稼働後に、以下の主な取り組みを行う予定だと云う。
①生産財系(主にBtoB向け商品・ビジネスモデル)
ブリヂストングループ会社で、欧州でフリートソリューション事業(※)を行うオランダの「Webfleet Solutions」と連携し、サブスクリプションモデルベースのフリートソリューションを運送事業者などへ提供。
※車両の運行状況に関する様々なデータの管理・提供を通じて、輸送オペレーションを支え、ドライバーや運送事業者の安全性・効率性・生産性の向上に貢献する事業。
②消費財系(主にBtoC向け商品・ビジネスモデル)
最終顧客に直接つながるサブスクリプションモデルを含めたプレミアムEコマース事業を展開、強化していく。また、CASEやMaaSに象徴されるモビリティの進化を支え、MaaSオペレーションとオープンに繋がりシステム価値を提供する、「MaaSソリューション」など、新しいビジネスモデルの開発・実証活動を推進する。
ブリヂストングループは、7月8日に発表した「中長期事業戦略構想」に基づき、商品・サービス・サービスネットワークと「デジタル」技術を組み合わせることで、社会・顧客の困りごとを解決するソリューションビジネスをグローバル展開。
今回の社名変更および組織再編を、グループの日本タイヤ事業における、中長期事業戦略構想を具現化するための重要なマイルストンと位置付け、2050年に向け、サステナブルなソリューションカンパニーへと進化することで、社会価値・顧客価値を持続的に提供していくとしている。
■ブリヂストンタイヤジャパン:https://www.bridgestone.co.jp/group/btj/