ブリヂストン ヨーロッパ エヌヴィー エスエー(以下、BSEMIA)は3月29日、欧州の全事業拠点で使用電力の100%再生可能エネルギー化を達成したことを発表した。
今回、欧州のすべてのタイヤ工場、イタリア・ローマの技術センターおよびプルービンググラウンド、ベルギー・ランクラーにあるリトレッド用部材工場、スペイン・ウサンソロにあるタイヤコード工場、そしてベルギー・ブリュッセルの欧州本社において使用する電力の100%が、再生可能エネルギー由来の電力となった。
ブリヂストングループは、「2050年にもサステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供する会社であり続けること」をビジョンとして掲げ、中期事業計画を推進。その中核として、資源循環やカーボンニュートラル化や、ビジネスモデルを連動させるサステナビリティビジネス構想の実現へ向け取り組んでいる。
今後はさらに、リサイクルの事業化を進め、当社の事業全体で資源循環、CO2削減、カーボンニュートラル化へ挑戦し、ヒト・モノの移動と動きを支えるサステナブルなソリューションカンパニーへと進化を目指すという。
また、ブリヂストングループは、パリ協定で締結されたCO2削減目標など、グローバルな社会的要請を踏まえ、CO2排出量削減への取り組みを推進しており、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、環境中期目標「マイルストン2030」において排出するCO2の総量を「50%削減」すること、2050年を見据えた環境長期目標において「カーボンニュートラル化」を目指すことを明確にしている。
今後もグローバルで再生可能エネルギーの使用を拡大し、サステナビリティビジネス構想の実現へ向けて、CO2削減に向けた取り組みをさらに推進していくとしている。