ザイトロニック・ディスプレイは12月17日、SOLIDSENSE™が、ザイトロニックの特許取得済マルチタッチ投影型静電容量技術(MPCT™)を活用して、マルチタッチ式の超薄型でインタラクティブな透明OLED(tOLED)ディスプレイを実現したと発表した。
今回開発されたディスプレイは、SOLIDSENSEが展示会のデモンストレーション用にタッチインスタレーションを作成するという課題のもと、タッチテクノロジーのイノベーターであるザイトロニックの特許取得済マルチタッチ投影型静電容量技術(MPCT™)とSOLIDSENSE™独自のコントロール技術を組み合わせて開発した。ザイトロニックのシームレスなマルチタッチが、最新型透明OLEDの機能強化に貢献した。
SOLIDSENSE™は、開発、システムインテグレーション、ソフトウェアを専門とするドイツの企業。
多くの場合、光学式タッチテクノロジーは、コストに基づいて、大型AVアプリケーションに採用されている。このような目立ったディスプレイでは、tOLEDを囲むボーダーが見苦しい外観となってしまい、顧客が特に「インビジブル タッチ」に求めるデザイン要求に応えることができない。
そこで、パートナーであるINNOVATUSとPrintec-DSに協力を得て、ユーザーに気づかれず-透明でスーパースリムなディスプレイに「ひそかに」インタラクティブ アップグレードを行うカスタムメイドのタッチソリューションを開発した。
最新のLG社55インチtOLEDに搭載されたザイトロニックのZyBrid®センサは、応答性の高いマルチタッチ機能を追加し、最大100点の同時双方向性(インタラクティブ)タッチポイントを実現する。
ザイトロニックは、ZXY500™コントローラに自社独自のタッチASICの開発に数百万ドルを投資。その結果、このアプリケーションではタッチセンサとディスプレイの間にエアギャップなどが一切生じないように、tOLEDの表面ガラスに直接かつ目に見えないように接合することに成功した。
これにより視差を無くし、正確なタッチ操作を確保し、さらにこのアプリケーションに重要であるウルトラスリムなtOLEDに劣らないほど超薄のスタイリッシュなフレームレスデザインを提供している。
Radiant Touch™インタラクティブ透明ディスプレイは心を掴むようなAV体験が提供でき、プレミアムブランドのプロモーションや一流の会場での使用に理想的だという。
■ザイトロニック
www.zytronic.co.uk
■Printec-DS Keyboard GmbH
https://www.printecds.com/
■SOLIDSENSE GmbH
https://solid-sense.de/
■INNOVATUS Interactive Solutions GmbH
https://innovatus.de/