ブリヂストンは、中国のタイヤメーカー「山東華盛橡膠」および「山東宏盛橡膠」(以下総称して、華盛社)を相手に提起していた意匠権侵害訴訟について、上海知識産権法院で勝訴した。
ブリヂストンは2017年1月に、同社が意匠権を持つSUV/4×4専用スタッドレスタイヤのトレッドパタン(※1)を使用してタイヤを製造・販売した華盛社の行為は、意匠権侵害に該当するとして提訴。その結果、ブリヂストンの主張が認められ、昨年10月、華盛社に対して損害賠償金90万元(約1350万円/※2)の支払いを命じる判決が下され、勝訴が確定した。
なお対象となった意匠権は、SUV/4×4専用スタッドレスタイヤ「BLIZZAK DM-V1」のトレッドパタン(タイトル画像)に関する権利となる。
ブリヂストンは、特許、意匠、商標およびその他の知的財産の不正使用・侵害に対して、今後も厳正に対処し、ユーザーの安全・安心を最優先し、ブランド価値の維持・向上を図っていくとしている。
※1:タイヤが路面と直に接する部分に刻まれている溝の模様。
※2:1元=15円で換算。