ブリヂストンは12月7日、中国におけるトラック・バス用ラジアルタイヤ生産拠点を下表のとおり集約することを発表した。
同社は、2021年2月に発表した中期事業計画(2021-2023)において、「稼ぐ力の再構築」へ向けて、タイヤ、多角化、内製などの全ての事業で、グローバル生産拠点再編を中長期的なスパンで検討していくこととしている。「稼ぐ力の再構築」をベースに、戦略的成長投資を進め、環境変化に対応しながら着実に成長する“強い”ブリヂストンへの変革を目指す。
今回の生産拠点集約は、その一環。
中国におけるトラック・バス用ラジアルタイヤの生産拠点について、中国国内の供給体制最適化、競争優位の観点、地域社会への影響などあらゆる要素を検討した結果、普利司通(瀋陽)輪胎有限公司に生産拠点を集約し、普利司通(恵州)輪胎有限公司については工場閉鎖することで競争力を維持していくという判断に至った。
■生産品目
トラック・バス用ラジアルタイヤ
■生産拠点集約の概要
集約前(現在):2か所
普利司通(瀋陽)輪胎有限公司 (以下「BSSY」)
普利司通(恵州)輪胎有限公司 (以下「BSHZ」)
集約後:1か所
BSSYに生産拠点を集約、BSHZは2021年12月末に工場閉鎖
<BSHZ概要>
所在地:中国 広東省 恵州市
生産量:約2,800本/日
従業員数:518人(2021年11月末現在)