クラウド経由の緊急通報サービス
両氏は、これら以外にも、カナダのプラットフォームプロバイダーMojio社との提携が決まったコネクテッドカー向け統合IoTプラットフォームにも言及した。
これは、事故発生時の緊急通報サービス。
このサービスが提供されている車両が事故に遭遇した場合、ボッシュのアルゴリズムが事故が発生した場所と日時、被害の程度を識別し、そのデータがMojio社のクラウドを経由して遅延なくボッシュの緊急サービスセンターに転送。
さらに、そこから自動の緊急通報が最寄りの救急サービスへ。同時に、ユーザーがあらかじめ設定した連絡先リストへ、ショートメッセージまたはMojioアプリを介してメッセージが送信されるという内容だ。
ちなみに、同社では今回、保存した食品を管理する内部カメラ付きスマート冷蔵庫や、AI内蔵で障害物の認識能力を向上したロボット芝刈り機「Indego S+」等のホーム関連製品も展示している。
イギリスのCeres Power(セレス・パワー)社と共同で固体酸化物形燃料電池(SOFC)テクノロジーの開発を手掛ける等、他にも次世代のイノベ―ションに関し様々な取り組みを行っている同社。今後の動向に注視したい。