それによると、キャンペーン動画は、これまで10年近くもの間、積極的に取り組みことで「IoTテクノロジーのリーディングカンパニーとなった(ハイン氏)」同社が考えるIoTのあり方を反映したものだとする。
そのIoTのあり方について、ハイン氏は、「中心に据えるのはテクノロジーではなく人間」だとし、同社が開発しているIoTソリューションの裏側には「これによって誰の生活がどのように良くなるのか?」という問いがあるという。
そして、その問いに対し、モビリティとホームという2つの主要分野における最新の技術的な回答が、今回のCES2019の展示内容だとしている(展示の詳細は後述)。
また、マンスエッティ氏によると、「Like a Bosch」というコピーは、「人びとがネットワーク化された世界の中でもっと気楽に、効率的に、安全に暮らせるようにしたい」というニーズに応え、IoT関連事業においてボッシュのスローガンである「Invented for life」の精神をどのように実現するのかを表したものだとしている。
IoTへの注力
さらに、ハイン氏は、同社のIoTに関する実績や取り組みについてもコメント。
「世界で40万人を超えるボッシュの全従業員のうち、27,000人がソフトウェアエンジニアで、その中の20%近くがIoTに特化したエンジニアです。私たちは、あらゆる領域の技術的専門知識を有しています」という。
そして、これらにより、同社は「ハードウェアと製造に関する130年以上の経験に加え、現在ではIoTに必要な3つの要素であるセンサー、ソフトウェア、サービスのすべてにおけるリーディングプロバイダー」となっていることに言及した。
同氏は、またそういったIoT関連の事例として、「ボッシュのミドルウェアであるBosch IoT Suiteは、今や850万個のセンサー、デバイス、機械をユーザーや企業アプリケーションとつないでいます。
この数は昨年から40%近くも増えています。その中には400万台の自動車が含まれていて、コネクテッドカーとOTA(Over-the-Air)アップデートを可能にしているのが、私たちのソフトウェア プラットフォームです。
また、ボッシュが所有するIoTクラウドは、モビリティやスマートシティ、農業といったさまざまな分野の270件以上のIoTプロジェクトをホストしています」と語った。