ボッシュは6月28日、輸入車用バッテリー技術の応用により耐久性を最大化し、保証内容も約35%拡大(18カ月または3万kmから2年または4万kmに)したアイドリングストップ車用バッテリーの最高モデル「ハイテックプレミアム プラス」を全国カー用品店、整備工場にて7月1日より順次、発売開始すると発表した。
燃費効率が良いと言われるアイドリングストップ車は、国交省のデータによると2010年以降急激に普及しており、2015年では約86%に達している。広く普及したアイドリングストップ車だが、信号など停止・発進のたびに停止状態のエンジンを再始動させるため多くの電力を必要とする。また、センサー搭載による車の電子化や、電動スライドドアなどの電動化により停車中でも消費電力は増加の傾向にあり、これからの行楽シーズンは冷房を使用した車の移動も増えるためバッテリーの耐久性はより重要となってくる。
今回ボッシュが発売する「ハイテックプレミアム プラス」は、輸入車用バッテリーに採用されている極板、スタンプルフレームを採用。さらにそのデザインに改良を加え、充放電能力と耐腐食性を向上させた。そのため安定した電力供給をより長く供給する事が可能となったという。保証期間も18カ月3万kmから2年または4万kmと従来品より約35%大幅に拡大。これによって、今後冷房の使用や、渋滞などにより車の消費電力の増える行楽シーズンの車移動をより快適に、安全にサポートするとのことだ。
また、車の電力が不足するとアインドリングストップシステムが停止し燃費が悪化につながるため、耐久性の高いバッテリーは省燃費サポートにもつながることが期待される。