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2020年1月6日【テクノロジー】

ボッシュ、太陽光の眩しさを動的調整するサンバイザー開発

NEXT MOBILITY編集部

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ボッシュは、透明な液晶ディスプレイとカメラで構成されるサンバイザーの「バーチャルバイザー(Virtual Visor)」を開発した。この新たなバイザーは、インテリジェントなアルゴリズムを用いて太陽のまぶしさを判断して遮断、ドライバーの前方視界を遮ることもないと云う。

 

なお、バーチャルバイザーは、CES 2020イノベーションアワードにおいて、ベストオブイノベーションを受賞している。

ボッシュ・ロゴ

太陽光は一時的に目が見えない状況を生み出すこともあり、他の天候条件と比較して約2倍の自動車事故を誘発。

 

米国の高速道路安全局の報告によると、太陽のまぶしさに起因する自動車事故は、年間数千件発生。また別の調査報告書では、強い日光の下では、自動車事故の危険性が通常の条件よりも16%高くなるとも示されていると云う。

 

しかし、これまでのサンバイザーは、日光の一部が目に入らないように遮ることは出来るが、視界の一部も遮ってしまうという課題があった。

 

 

 

 

バーチャルバイザーは、液晶ディスプレイパネルとドライバーまたは乗員をモニターするカメラとを結び付け、太陽がドライバーの顔に落とす影を追跡。システムは人工知能(AI)を使って、ドライバーに向けられたカメラの画像に基づきドライバーの位置を特定する。

 

また、AIを活用して目、鼻、口を含む顔の特徴的な要素を判定することで、顔の上の影を識別することも可能。アルゴリズムがドライバーの視界を分析し、ディスプレイ上でドライバーの目に光が届く部分のみを暗することで、ドライバーの視界を大きく遮ることもないと云う。

 

 

 

 

バーチャルバイザーは、CES 2020で28分野を対象としたコンペティションにおいてCESイノベーションアワードを受賞し、加えて、車載エンターテインメントおよび安全性部門において、デザイナー、エンジニアおよびテクノロジー関連メディアのメンバーで構成される審査員から最高得点を獲得して、ベストオブイノベーションも受賞。2020年1月7日(火)~10日(金)に米国のラスベガスで開催されるCES 2020で、初公開される。

 

 

[CES 2020 プレスカンファレンス]

 

– 日時:2020年1月6日(月)9:00 ~ 9:45 a.m.(現地時間)
– 登壇者:

・Dr. Michael Bolle(ミヒャエル・ボレ)

ロバート・ボッシュGmbH取締役会メンバー、チーフテクノロジーオフィサーおよびチーフデジタルオフィサー

・Mike Mansuetti(マイク・マンスウェッティ)

北米法人プレジデント

– 場所:Mandalay Bay Hotel, LV South Convention Center, 2nd floor, Mandalay Bay Ballroom BCD

 

[ボッシュブース]

 

– 出展期間:2020年1月7日(火)~10日(金)
– 場所:Central Hall、ブース番号 #12401

 

 

[Bosch エキスパート・セッション]

 

– 日時:2020年1月8日(水)10:15 ~ 11:15 a.m. (現地時間)
– 登壇者:

・Charlie Ackerman(チャーリー・アッカーマン)

人事担当シニア・バイス・プレジデント

– テーマ:「ニューカラー」職向け研修制度の拡大
– 場所:Las Vegas South Convention Center

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。