独・ボッシュは、11月27日、自動運転車両が自車位置を特定するためのソリューションとして、ハードウェアやソフトウェア、サービスを一体化したパッケージを提供することを発表した。
まず、ハードウェアでは、同社が独自に開発した、自動運転車両の自車位置を正確に把握するモーション＆ポジションセンサーVehicle motion and position sensorを活用。
この新しいセンサーは、衛星測位システム（GNSS）の信号を受け取る高性能な受信機を組み込んだもの。
特徴は、地球から2万5000km離れた測位衛星からの位置データに加え、さまざまなプロバイダーから供給される補正データも活用。2017年に設立したSapcorda社（ボッシュ、Geo++、三菱電機、u-bloxの4社による合弁企業）が提供する高精度GNSS測位サービスにより、正確な位置情報を持つ基地局のネットワークをもとに、プロバイダーはGNSS測位情報を補正し、クラウドや静止衛星を介してより正確なGNSS信号を車両に送信する。